溶射とは燃焼炎や電気エネルギーを用いて各種材料を溶融し、それらを基材表面に付着させて皮膜を形成させることにより、様々な機器・装置の部材表面に優れた機能と品質を付加させる表面被覆技術です。
溶射技術を有効に活用することで、よりすぐれた製品をつくり、設備をより利用しやすいものにすることができます。 このサイトで、貴社の”最適溶射”をご紹介します。
最適溶射を「お悩みから探す」
溶射の活用分野
溶射で皮膜加工出来る材料
- ステンレス
- インコネル
- 銅・銅合金
- モリブデン
- ニッケルクロム
- コニクラリー
- ハステロイ
- アルミニウム・亜鉛
- メテコ16C、
15E相当
- メテコ18C相当
- メテコ31C相当
事例紹介
製紙用ロール(耐衝撃溶射)
製紙用ロール(キャレンダーロール)
製紙用ロール(キャレンダーロール)は、断紙や異物を挟み込んだ際に大きな衝撃があります。その対策として耐衝撃性皮膜を成膜させます。
バックアップロールのジャーナル
金属溶射を施すことにより、磨り減ったジャーナル部に肉盛し寸法を復元します。溶射後に研磨加工を施すことにより、新品と同様の状態に戻すことができます。
コークス炉上昇管(耐腐食・耐磨耗溶射)
コークス炉の上昇管
コークス炉で使用されている上昇管は、Cガス雰囲気及び硫黄により腐食・磨耗が発生します。その対策として耐腐食・耐磨耗皮膜を成膜させます。
ボイラ蒸発管(耐高温腐食溶射)
ボイラパネル(蒸発管)
発電所のボイラ内の蒸発管は高温腐食環境にあります。NiCr系合金等を溶射し、耐高温腐食皮膜を形成させることで、長寿命化を図ります。
製紙用ロール(耐磨耗溶射)
製紙用ロール(ワイヤーロール)
製紙用ロール(ワイヤーロール)は、セラミック溶射を施すことにより偏磨耗がなくなり、高価なワイヤーの長寿命化が可能になります。
半導体焼結用棚板(反応防止)
棚板
半導体焼結用の棚板と被焼結体の反応防止を図るため、セラミック溶射を施しています。
ロータリーキルン炉体(耐熱溶射)
ワプロックパイプ
耐熱・耐高温腐食に優れていることからロータリーキルンの炉体に使用されています。長尺物であることと耐熱衝撃性の問題から、セラミックスの焼結体では作ることができません。